2015年9月27日日曜日

【エッセイ】嘘のマネジメントについて

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 最近、自分のついた嘘が覚えられない。

 誕生日はいつですかとか、身長はいくつですかとか、好きなタレントはとか訊かれると、あたしは咄嗟に嘘をついてしまう。
「尊敬する人は女医の西川史子さんです」
なんてありえない答えを云ってしまう。

 なぜだかわからないけど、自分のパーソナルデータを正直に申告するのが気恥ずかしい。
 だから徳島県出身ですとか福祉系の大学に行ってましたとかのどうでもいい嘘をつく。
 あまりにどうでもいい嘘なので、ついたあたしですらすぐに忘れてしまう。
 それでも世の中には気持ち悪いほど記憶力のいい人がいて、昔の細かい嘘を執念く覚えていたりするから困ってしまう。

 ついた嘘をきちんと覚えていればいいんだけど、物覚えが悪くなってきているので、細かい嘘をいつまでも覚えていられない。
 これはよくない。
 こんなことを続けていれば、いつか嘘がばれてあたしの信用が失われちゃう。

 そこであたしは対策を講じた。
 いつ誰に対してどんな嘘をついたのかを手帳に記録するようにしたのだ。
「9/19 三浦さんに『バツイチ。原因は夫の浪費癖』と嘘」といった具合に。

 これでしばらくはうまく嘘を把握できていたのだが、嘘の量が増えてくるにつれ、手帳のメモだけではシステマティックに管理するのが難しくなってきた。

というわけで誰か、嘘を管理するアプリとか知らない?
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