2015年7月1日水曜日

わがままなあたしに似合う靴下を

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靴下がうまくはけない。

靴下ってそんなに難解なものじゃないはずだ。
もう三十年近くはきつづけているのに、いまだに下手だ。
三十年っていったら、トランペットだって相当うまく吹けるようになるぐらいの歳月だ。

なのに。
歩いているうちに靴下のかかとの位置がずれる。ひどいときには、かかとが収まるべき部分が甲の上にきていたりする。

周囲の人を見渡してみると、靴下がうまくはけなくて悩んでいる顔をした人なんかひとりもいない。
みんな「靴下なんてヨユーっしょ?」みたいな顔をして歩いている。
足の通し方が悪いのか、足の形が悪いのか、靴が悪いのか、靴下が悪いのか、歩き方が悪いのか、あるいは地球の自転的なものが関係しているのか。

ちっとも靴下が上達しない。おまけにトランペットも。

もしぼくがプロ野球の四番打者だったら、一球ごとにタイムをかけてソックスの位置を修正しなければバッティングに集中できない。
これが、ぼくがプロ野球の四番打者にならなかった理由のひとつだ(この他にも99ほどの理由があるがこここでは省略する)。

いろんな靴下をはいてきたが、これなら大丈夫と思うものには出逢えない。
考えてみれば不思議である。
この三十年間で携帯電話はものすごく進化した。
なのに、靴下に関しては昭和時代からまったく変わっていない。
現代科学の粋を結集すれば、かかとの位置を感知して自動でずれを修正するスマートソックスなどすぐに作れそうなものなのに。

ぼくのわがままボディーにぴったり合う靴下の開発が待たれる。

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